年明けのエスペでYURIがロストして以降、ダイビングの安全意識が高まっていて、garminのsubwaveについても調べていた。
ダイコン自体を紹介してる動画とかはあるのだが、肝心のsubwaveを使って実際に水中でメッセージをやり取りしたり、距離計測を行っていたりする動画や記事が全然なくて、ほんとに使えるのか疑問だったのでこれは実際に試してみるしか無いと思い立った。
ただ買うにしては気軽に買えるような値段じゃないし、もし水中でそんなに使えないってなったら痛すぎるので、モニターを借りようと思ってgarminにメールしてみることにした。
メール送って1週間くらい返事が来なかったので、返事が来たときには「モニターはやってないんですよ」って軽くかわされるかと思ったのだが、一度オンラインで打ち合わせしてYoutubeで紹介してくれるならいいですよってことで、ダイコン2台とトランスミッター2台をお借りすることができた。

ちょうどインドネシアのクルーズの予定が入っていたので、そこに間に合う形で届いて、クルーズでじっくり検証できた。
自分は大きいX50iを使って、YURIがMk3iを使った。
このSubwaveの機能を搭載したダイコンとトランスミッターを使うと次のことを水中で行える
- ダイコン同士でメッセージのやり取りができる(スペック上 Max30m)
- 自分の残圧、相手の残圧がわかる、少なくなってくるとバイブと音で知らせてくれる
- 相手の相対距離と絶対深度がわかる(スペック上 Max10m)
もともとは1のメッセージ送信が気になっていたのだが、実際にダイビングでこのダイコンを使っていると、3の相手の距離がわかるっていうのがとても便利なことに気づいた。
スペック値では10mまでしか測定できないみたいなことが書いてあったが、実際使ってみた感じだと30mくらいでも普通に計測ができる。
自分が今回のクルーズで確認した限りだとMax 57mまで計測されていた(画面に表示されていた)

ただこの距離自体は結構アバウトですごく正確ではないのだが、相手に近寄っていってるのか離れていってるのかがわかるので、ロストしたときにすごく心強い
しかも相手の深度もわかるから、だいたいあのへんにいるだろうなっていう目星も付けやすい
これが今回一番良いと思った機能だ。
メッセージ機能ももちろんすごく便利だ
Max30mのスペック通りに実際に30mリールで離れて飛ばしてみたけどちゃんと届いた。
30mだとおおよそ15秒で相手にメッセージが届くので、返信までに30秒くらいはかかる
ただこれも相手が見えないときに「大丈夫?」って打ったり、「先に上がってる」とか「こっちに来て」とかいろいろ文言が入っているので、水中でのコミュニケーションがとても取りやすくなっている
そしてトランスミッターなのでダイコンで残圧がわかるのもとても便利だ
自分の残圧のみならず、相手の残圧がわかるのも安心材料の一つだ

残圧が少なくなってくるとバイブや音で知らせてくれるので、いつの間にかエアがないってことにもならない。
これを使ってしまうとゲージでエアを確認するのがめんどいなと思ってしまう。
以上の3つがsubwaveを用いた機能なんだけども、そもそもこのX50iとMk3iがダイコンとしてすごく使いやすい。
画面は明るくて見やすいし、ボタンも押しやすい。
ナイトロックスで酸素濃度を変えるのも簡単だし、GPSを取得して地図が表示されるのもいい
スマホのアプリにもすぐ反映される

正直このダイコンを使ってしまうとこれ無しでは考えられないくらいになってしまう。
自分たちみたいにバディが毎回同じ夫婦やカップルだったらかなりおすすめだ。
ダイビングの安全度が格段に上がると思う。
ただ値段が結構するのでなかなかハードルは高いが、ダイビングの安全への保険って考えて購入するのもありかなとは思う。
Descent Mk3Si

Descent X50i

Descent T2 トランシーバー
